ノープラン旅行
家で時刻表を見ていて、ふと思い立って旅行にでかけた。行き先は鳥取。
友達が住んでいるけど、『行きたいなー』と思いつつなかなか行けなかった。ずーっと行かなかったわりには、はっきり言って思い付きみたいな旅行だ。
JRでひたすら東に向かう。米子より東へは12年前に夜行(だいせん)に乗って以来、そのときは夜間だったから景色ってものはまったくなかったけど、山陰海岸を見ながらの汽車の旅はとても気持ちよかった。
きっと何十年も変わらない景色なんだろうけど、時々風車が見られたり、そういう時代の変化みたいのもなんだかおもしろかった。
米子からは特急スーパーまつかぜに乗ったのだけど、以前に乗ったときよりも車両がよくなっていた。座席が違ってた。さすが”スーパー”がついただけある
鳥取駅に友達が迎えに来てくれて、運転してもらって砂丘を通り抜けた。唯一観光らしいことはこれくらい。何せノープランなのでこちらとしても要求がない。帰ってから母親に『砂像でも見に行けばいいのに』と言われたけど、その日の鳥取砂丘の賑わい振りを思い出すと、『また今度にしよ』ってな気分になったのも納得してもらえると思う。
(ジオパークになったせいなのか、連休だからなのか、すごい人出だった)
母には理解できないかもしれないけど、今回の旅行は『鳥取の友達のところへ行く』ということがメインなので、気にしない。
鳥取にいる別の友達にも会った。
卒業以来会っていなかったので、すごく楽しみだった。でも突然『会えるかな〜』とか言ってすいません。
3人でたくさん話した。たくさん話したけど、時間にしたら2時間くらい。すごくゆっくりと時間を過ごしたような気もするし、あっという間だったような気もする。
今度いつ会えるのかわからないけど、きっといつでも同じように話ができそうな気がする。
友達ってそういうものなのかな〜と思った。
あとは、泊めてくれた友達のうちでのんびりと過ごした。貴重な休日をありがとうございました。
この半年いろんなことがあって、うれしいこともたくさんあったけど、落ち込んだことも結構あった。
世界は自分のためにあるわけではないということを実感した日々だったけど、過ぎてしまえばそれもまた経験として自分のなかに刻まれていくのだなと思った。
ノープランの思いつき旅行だったけど、収穫は大きかった。